メキシコで、ムッチャアミーゴ!

ウシュマル

メキシコ、ユカタン州にある古典期後期から後古典期のマヤ文明の遺跡、ウシュマル (Uxmal)。

ウシュマルという地名は、オシュ=マハアルと発音されたと考えられ、マヤ語の研究者の間でその由来について論争があるが、コロンブス到着以前の古いマヤ語の名称と考えられ、「三度にわたって建てられた町」という意味だそうです。今日目にすることのできる大多数の建造物は、だいたい紀元700年から1100年の間に建てられたものといわれています。ウシュマルにおいては、その前半の時期においては、その大部分がプウク式の建物です。

建物によく使われる漆喰のツナギを使用しないで精巧に切り取られた切り石を使用して建てられていて、優雅さと美しさにおいてパレンケの建造物に匹敵するものといわれています。保存状態が良好で、一般の観光客が当時のウシュマルの祭祀センターの様子をほぼ完全な形で想像させることのできる貴重なマヤ遺跡のひとつとなっています。

マヤの年代記によれば、ウシュマルは、フン=ウィツィル=トゥトゥル=シウによって紀元500年に建てられた町であるそうです。ウシュマルは何代にもわたってシウ家によって支配され、ユカタン西部でもっとも強力な都市であったとさえています。そしてチチェン・イッツアと同盟を結んで北部ユカタン全域を支配していたのです。紀元1200年以降は主要な建築物を新たに建築することは行われなくなっています。このことは、ウシュマルと同盟者チチェン・イッツアの衰退とマヤパンへユカタンの権力が移っていく過程とが関係しているとおもわれています。シウ家が、マニへ首都を移すとともに、ウシュマルの人口は減少していったそうです。

スペインによる征服後、シウ家自身は、スペインの同盟者となりました。しかし、初期植民地時代の記録によると、ウシュマルは、1550年代までは、ある程度の数の人々が住む重要な場所であったにもかかわらず、そこにスペイン風の町が建てられることはなく、やがてウシュマルは放棄されることとなったそうです。こんな素晴らしい都市がなぜ・・?これも「謎」ってやつなんでしょうか!

有名な建造物一覧です

総督の館
壮大な基壇の上に長いがそれほど高くない建造物が建てられている。これは、コロンブス到着以前のメソアメリカでは、最長の外観をほこる建造物である。
魔法使いのピラミッド
高さ36.5メートルの巨大なピラミッドの土台は楕円形に近い形で、長さが73メートル、幅が36.5メートルある。急傾斜で有名な118段の階段を上ると、頂上には神殿がある。このピラミッドはいくつかの点で通常ではない良好な状態の建造物である。テオティワカンのピラミッド等と同じで小さな神殿が順次大きな神殿へと拡大された。伝説では、魔法使いの老婆が暖めた卵から生まれてきた小人が、超自然的な力で一夜のうちに造ったというマヤの伝説から、「小人のピラミッド」とも言われている。
尼僧院
内面と外面に精巧で美しい彫刻が施されたウシュマルにあるいくつかの中庭を方形の回廊状に囲む良好に残された建造物の中でもっともすばらしい建物である。なお、尼僧院とはスペイン人によってつけられたあだ名で、実際には支配者の宮殿と考えられる。
大球戯場
メソアメリカ独特の球戯が行われた場所で、901年にチャン=チャク=カクナル=アハウという王によって奉献されたという銘文が刻まれている。

マヤ文字が刻まれた銘文の多くは、一連の石碑に刻まれているが、一つの神殿に対になるようにグループになっているわけではないそうです。この石碑に刻まれているのは歴代のウシュマルの王たちで、また石碑は、たおれかかっていたり、ばらばらに壊れそうな兆候を示しているので、建て直したり修復したりする必要があるといわれています。

こんな貴重な遺跡であり世界遺産ですから、ぜひともまだまだ後世に残していきたいものです。

まだまだ、メキシコの世界遺産には謎に包まれたミステリースポットが存在します!

美味しいメキシコ料理と、情熱的で陽気なお酒を頂きつつ、古代ミステリーに思いを馳せてみるのも「おいしいお酒の頂き方」になりそうですよ・・。