メキシコで、ムッチャアミーゴ!

メキシコといえば陽気なDrunkerの酒!酒♪

オスカルぢゃないよメキシコのお酒だよ!メスカル!

メスカル(Mezcal)は、リュウゼツランを主原料とするメキシコ特産蒸留酒を言います!「リュウゼツラン」とは「竜舌蘭」と書く単子葉植物の総称です。この植物が原料となるお酒のことを「メスカル」といいます。「蘭」とありますが、ラン科ではなく、見た目は「アロエ」に似ているがアロエのツルボラン科植物でもありません・・。あくまでもリュウゼツラン科リュウゼツラン属の植物です!

リュウゼツランの中では開花期になると、それまでの栄養成長で蓄えたデンプンの糖化が起き、大量の糖分を含んだ液体の転流が花茎に起こる。メキシコでは先史時代から、若い花茎をそのままサトウキビのように消費したり、花茎を切り取って切り口を掘りくぼめることで、この液体を集め、そのまま甘味料とした。この樹液を煮詰めたものはアガベシロップあるいはマゲイシロップの呼び名で甘味料として利用される。この甘味料は血糖指数(GI: glycemic index)が低い甘味料として利用される。

アオノリュウゼツランやテキラリュウゼツラン等の樹液を発酵させたものが「プルケ」。樹齢数年から12年の花茎を伸ばす前の段階で収穫し葉を切り除く。肥大化した茎の部分「ピーニャ(西: pina)」を蒸し焼きにして糖化を引き起こし、これを搾って得た糖液をアルコール発酵させた蒸留酒がメスカル!その中の、ハリスコ州で作られるメスカルの超有名なブランドが「テキーラ」になります!

このメスカルには様々な「都市伝説」的な通説が出回っているようです。たとえば「サボテンからできている!」とか・・。

サボテンはまさに「メキシコ」の象徴のような植物ではありますが・・。お酒にはならないようです・・。えっ?ホントに!?日本にはありますよ!サボテン乾燥粉末を入れた発泡酒が!!サボテンのアイス、サボテンのこんにゃく、さぼてんのお菓子、さぼてんそばからのどにささらないサボテン飴まで!……メキシコ以上にサボテン商品の開発には熱心だったりするのかもしれませんね・・。ちなみに見つけたのは名古屋の春日井市です・・。

もうひとつの「都市伝説的通説」…メスカルには幻覚成分が含まれている!というはなし・・。

メキシコのウイチョル族が宗教儀式の際用いていたと記されている「メスカリン」に名前が似ていることからそんな説がでまわっていたようです。「メスカリン」はれっきとした(?)サイケデリック麻薬(幻覚剤)です。サボテンの一種であるペヨーテ等の成分からつくるらしく、日本では麻薬に指定されているものなので、さらにパンチの効いた都市伝説になったのかもしれませんね。でも、メスカルはあくまでも「お酒」ですから!

ま、テキーラの強さからもわかるように、飲みすぎたら記憶は飛んでしまうでしょうけれど・・・。

プルケ

メキシコの「どぶろく」といわれるプルケ!メスカルの話をしたので、そのまたおおもととなる「プルケ」の話も♪

テキーラやメスカルは「蒸留酒」なんです! 蒸留酒とは、醸造酒を蒸留して作ったお酒のこと。 基本的にアルコール発酵させたままの状態で飲まれるお酒が醸造酒で、これは日本酒とか、ワインとかビールがそうです! 比較的、アルコール度数が低いのが特徴?

これに比べて蒸留酒は醸造酒の段階からさらに蒸留しつくられるお酒類で、中世の錬金術師によって蒸留酒の技術は確立されたそうです。錬金術師が作ったからでしょうか?蒸留酒は「アクアヴィテ(生命の水)」と呼ばれたそうです。確かにイノチのミナモト・・。明日の活力!一日の大切なご褒美といったところでしょうか?

この竜舌蘭(マゲイ)を原料にした二つの蒸留酒がメスカルやテキーラなんですが、同じくマゲイが原料でも醸造酒であるのが「プルケ」というもの。メキシコのどぶろくの異名をとっています。マゲイはマゲイなんですが、どうやらメスカルを作るマゲイとは種類が異なるらしく・・。サルミアナと、アントロビレンスという種類のマゲイになるそうです。

このどぶろく、日本のどぶろく(?)同様乳白色で、ちょっとドロっとした感じ。どーやらメキシコではくだものや野菜(パイナップルとかトマトとか)のジュースと混ぜて飲むようです!ま、「ブラッディマリー」とかを想像すると「おいしいのかも・・」と思えたり・・。味は韓国のマッコリのような・・って感想の方もいるようなので、「乳酸菌飲料」のイメージ??これに果物ならイケる気がしませんか??ぜひとも試してみたいものなのですが、どうやらこのお酒発酵が進むのが早いために、国外でお目にかかれるチャンスがないようです・・。加熱処理をされて缶入りのものもあるらしいのですが、これはメキシコの方に言わせれば「プルケではないっ!」らしく・・。残念・・。

メキシコシティのセントロ・イストリコやソチミルコには「プルケリア」といわれるプルケ専用の酒場がまだ残っているらしく、そこに行くのが一番おいしいプルケ、「生プルケ」を飲める方法のようです・・。行ってみたい・・。テキーラよりも歴史が古く、少なくとも1000年以上前に発明されたといわれているプルケの起源には様々な説があるようですが、先住民の間では宗教的にも重要なものとされ、儀式のためのお酒だったそうです。そして、猿を象ったアステカのプルケ容器が多く残されていることからも、メキシコの歴史に深く関わりがある由緒正しい(?)お酒であると思われます。