メキシコで、ムッチャアミーゴ!

アステカ神話とメキシコ

テキーラ・メスカル・プルケのお酒の原料となる竜舌蘭(マゲイ)の神様がアステカ神話には書かれているそうです。マヤウェルという神が、その神様だそうですが…。

マヤウェルとは、リュウゼツラン(マゲイ)に関連付けられた女性の神様です!アステカ神話の中で、母性や豊穣を司る性格を併せ持った女神たちの一員で「多産」「滋養」などの概念と結び付けられている女神さまです。でも、イラストとかみると「青い髭のおっさん」って感じでしたが・・。あっ・・。罰当たりなこと言いました!マゲイから得られた加工品のうち、刺は血を流す儀式において使用され、また、葉から取り出された繊維は紐や布へと加工され、このマゲイから作られたプルケは様々な公式行事や儀式・祭典に用いられ、マゲイの最も重要な加工品であったためかマヤウェルはプルケの神様と勘違いされているようで!あくまでも、植物のマゲイの神さんですから!でもさらにマヤウェルの配偶神、つまり旦那さんは「パテカトル」という神さんで、酒の発酵を助けるある種の草を司る神様が、後に薬草の神様となったそうです。「ボラーチョ」な神さんを想像してしまいます・・。「ボラーチョ」とは、「酔っ払い」って意味だそうで、陽気なメキシカンのイメージキタキタ~~!ってところでしょうか!

メキシコに縁の深そうなアステカ神話ってどんなんでしょう・・??古代アステカ王国で伝えられた多神教の神話を「アステカ神話」といいます。このアステカ王国とは、1428年頃から1521年まで北米のメキシコ中央部に栄えたメソアメリカ文明の国家で、アステカ人の祖先ともなるメシカ族が北方から南進しメキシコ盆地に辿りつき、テスココ湖湖畔に定住したとされています。そしてメキシコの国旗の図柄はこのアステカ神話に深く関係しています。

伝説によればアステカ人の祖先ともなる、メシカ族はアストランの地を出発し、狩猟などを行いながらメキシコ中央高原をさまよっていた。そして、テスココ湖の島に上陸したとき、彼らはたくさんの実(nochtli)をつけたノパルサボテンに一羽のワシがとまっているのを見つけ、この光景は、彼らが「そこに新しい家を作るべし」とされた予言の成就と見なし、大きな人工の島を造り、テノチティトラン(Tenochtitlan)という都市を築いたという伝説があるそうです。これが、現在のメキシコ国旗の図柄「湖の中央の岩に生えるサボテンに蛇をくわえた鷲がとまっている」図となっているわけです。

しかし、このヘビが描かれているのは誤訳のせいだとかなんだとか・・。ヘビの立場は・・・。まさに蛇足・・。そのあたりはあまりつっこまないとして、「アステカ神話は、トルテカ族と伝説的な都市トラン(Tollan)におけるケツァルコアトル神への信仰(それらはさらに古い都市テオティワカン(Teotihuacan)に由来する)によって識別することが出来る。」ということで、歴史をさらにさかのぼるとアステカ族がメキシコに侵入する前の文明がテオティワカン文明ということです・・。さらに古い歴史を持つのが「マヤ文明」。この二つの文明はご近所(?)でもあり、時代も重なる時期があり、交易を通じての交流があったとされています。だからでしょうか、ついついごっちゃになってしまいます。最近の「2012年世界滅亡説」の中心となる役者が揃った感じにはなりましたよね。

ククルカン

そんな謎に満ちた文明の中心にいる神様「ケツァルコアトル神」マヤ文明では「ククルカン」についても少し・・。

ケツァルコアトルは「ライオンのような羽毛が生えた蛇」の姿をしているそうです。この姿はテオテイワカンの遺跡に見られます。入り口の正面、6層のピラミッドのケツァルコアトル神殿の壁面に彫刻が施されています。

この神さまは神話では人々に人身供犠をやめさせた平和の神とされていて、神話では、人身供犠を好むテスカトリポカの恨みを買い、呪いのかけられた酒・プルケを勧められるまま飲み、気分が荒んだ挙句自分の妹・ケツァルペトラトルと肉体関係を結んでしまい、トゥーラ(又はアステカ)の地を追われてしまいます。そのときに宮殿を焼き払い、自らが生贄となりその灰が美しい鳥となって虹のかなたへ消えて行ったとも、金星になったともいろいろ・・。消えていくとき、「セーアカトル(一の葦の年)に復活する」と宣言してアステカを立ち去ったといわれているそうです。

神話というものは「どこかで聞いたことのある内容・・」なんでしょうか。空・星・羽などキーアイテムがでてきますね。そして必ずいる、ヒール役!ここでは「テスカトリポカ」がその役なのですが、テスカトリポカとは「テスカトル」がナワトル語で「鏡」、「ポカ」が「煙る」という言葉になり、「煙を吐く鏡」になるそうです。・・・???なに?それ?「鏡」とは、メソアメリカ一帯で儀式に使用された黒曜石の鏡のことを言ってるとされ、夜の空、夜の翼、北の方角、大地、黒耀石、敵意、不和、支配、予言、誘惑、魔術、美、戦争や争いといった概念に関連付けられているらしく「悪の神様」ってことですね。一番最初は、ケツァルコアトルとテスカトリポカは力をあわせて世界を創造したという伝説があります。その時、世界はまだ海しか存在せず、そこにいた「シパクトリ」と呼ばれるワニの女神とされる怪物と戦い、テスカトリポカは自らの足を餌にしてシパクトリをひきつけたため、右足がなくなり、その後右足はヘビや黒曜石として描かれるようになったのです。二人が協力して捕らえた怪物シパクトリの身体で大地をつくったという話し・・。

仲良く世界創生を果たしているにも関わらず、数回にわたる戦いで、怒ったテスカトリポカがジャガーに変身したり、生き残った人間が猿や鳥や魚に変身させられたり!痛快活劇風の展開です・・。しかし「痛快活劇」ほど「痛快」ない面もあり!「生贄信仰」みたいのがそのさえたるもので!「テスカトリポカの祭祀」にいたっては、もはやオカルト!Xファイル(古っ!)とかの世界!?神へいけにえなどの供物を運ぶ存在と考えられ、生贄の心臓を祀るとされた「チャック・モール像」の「チャック・モール」とは、ユカテク・マヤ語の古い用法に従って「ジャガー」という意味らしく、この「ジャガー」からも「テスカトリポカ」の影を感じます。

まぁ、日本にも「人柱」「人身御供」とかなんてのもありましたからね・・。そういった「信仰」は広く存在していたものなのかもしれませんが・・。陽気で明るい太陽の国の濃い陰の部分とでもいうのでしょうか・・。