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36.猫と母 04/12/30 

  我が母は、日本語しかわからない。86才の老婆である。

老人といえども、人によりけりで、ボケもせず、体もしゃんとした人もいっぱいいる。
だが、我が母は、ちょっとだけ、まだらボケというのである。
メキシコの我が家で、暮している。

動物セラピーというのがあると言う。
まさに、猫には、そのつもりはないかもしれないが、母の相手になってくれているのが猫達である。
猫であるから、時々は、しらんぷりして、さっさと、何処かへ行く事もあるが。

   母には、ちょうど良い相手である。
母の話し相手は、猫である。猫に小さな子供に注意するように、いろいろ話す。

猫がベランダから、出ていこうとすると、
「出ちゃダメ、屋根から落ちるよ! 外には、恐い犬がいるよ!」

餌を食べていると、
「美味しいか?いっぱい食べな!」

そして、極めつけは、猫に子守唄を歌ってあげる。
猫を撫ぜてあげながら、「ねんねんころりよ♪ おころりよ♪ 猫さん良い子だ、ねんねしな♪」と。

  ミケは、しゃべらない猫で、返事をしないが、シャムはおしゃべり猫なのか、ミャーと返事をするのである。

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37.どうして、こうなるの?めぐりめぐって?05/03/17

もも   1ヶ月半ほど前に、また、シャムが、去年の子供とそっくり同じ4匹の子猫を生んで、また、我が家は大家族になって、子猫の貰い手、貰い手って騒いでいたところ。

ある日、娘が、家へ帰ってくる時、我が家のご近所のおばちゃんに、「あのねえ。」と、呼びとめられて言われた。
「今朝、早朝に、この近所だと思うけど、男の子が、犬を連れてきて、
『この奥に住んでる日本人に犬を貰ったけど、返すから。』と犬を連れて来て置いて行くと言う。
それで、『本人に話してくれ、あの一番奥の家だから。』と言ったのだが、
『朝、早いから、起こすの悪いから。兎に角、犬返すから、置いてく。』
『それは、困る。』
『置いて行くから、返してくれ!』
『いや、預かれない、本人に話してくれ!』
『預かってくれないなら、道に置いて行く。』
 「と、ついに、道に置いて、どんどん行ってしまうし、犬は、そりゃあ、悲しそうに泣くし、道ゆく人が石投げて、いじめるし、可哀相で、 今、家の庭に入れてあるから、お母さんに言って、引き取りに来てほしい。」と言われたというのだ。

「へー、それって、何よ。犬を返すって。確かに、この近所のおばさんが、プラザで、犬上げますって看板だしていたら、貰ってくれたけど、あれて、もう、一年くらいも前の話しでしょう。 今更、一年もたってから、返すはないよ!」

でも、ほとけないし、しかたなく、近所のおばちゃんの家に犬を、娘と見に行った。
見ると、「えっ!、これチョビの子じゃあないよー。チョビの子が、今頃、こんなに小さい訳ないよー。」
「これ、チョビの孫だ!」

「それにしても、こりゃあ、あげたチョビの子は、茶色で、あまり、チョビに似てなかったのに、この孫は、チョビにそっくりだ!」
「チョビの子が、子を産んで、その子を人に上げるのに、こりゃあ、メスだから、貰いて、見付からなくって、返してよこしたんだ!生まれた方の子供を。」

近所のおばちゃん「可哀相だから、飼ってやってよ。」

チョビの孫である事は、こりゃあ、まったく、疑えない。チョビにあまりにも、そっくりなのだ。

あの去年、チョビの子を、道で貰ってくれたおばさん、チョビの子は、それなりにちゃんと飼ってくれたのだが、また、生まれた孫は、始末に困って、あの日本人に返してやれ!って事になったんだ。

「私が、ここに住んでいるって、よく、わかったねえ。」
「そりゃあ、この辺で、日本人は何処?って聞けば、すぐ、分かってしまうよ。」

「あー、なんでこうなるの? 仕方ないねえ。」
チョビの孫とわかって、道に捨てる事なんか、やっぱり、できない。

「お父さんに、文句言われるかもだよ。」

帰ってきたダンナに話すと、「チョビの孫じゃあ、しょうがないよなあ。」

さて、名前、娘と早速、議論
「面倒だから、ポチでいいよ。ポチ、ポチ!あんたの名前はポチだよ。」
「だめだめ、ポチって男の子の名前でしょう。」
「じゃあ、花子」
「花子はだめ、友達の猫が、ハナだもの。さくらにしよう」
「さくらはだめ、友達の子供と同じだもの、知られたら、怒られる。」
「じゃあ、桃子、いや、ももにしよう。」

それで、チョビの孫は、桃に命名されました。
ダンナ、「山口ももえちゃんって、大好きだ。ももえ にすればいいのに。」

うめ や まつだと、なんか、昔のばあさんの名前ぽいけど、ももなら、いいか?

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38.チンチェ(南京虫)とクカラッチャ(ゴキブリ)そして、モスキート(蚊)07/06/11

 知り合いが、「チンチェに喰われた!」と。
あっちこっと、虫に喰われて、?いて、赤く膨らんだ跡を見せて言った。

私は、チンテェと言う言葉は知っていた。
何故かというと、メキシコでは、まとわりついて、煩くってしょうがない子供などの事をチンチェ、チンチェと言うからだ。

だが、その本物のチンチェに喰われたというのは、初めて聞いた。
彼女は、チンチェなる動物がいるのを初めて知り、しかも多大なるチンチェ災害に合たという。
彼女は、ベットを上げ、捜索した結果、チンチェなる虫を発見、最大アップにして写真に収め、友人に見せたところ、 チンチェだと断定されたと。
ゴキブリ退治スプレーをバンバンかけたが、ゴキブリと南京虫 チンチェは違うらしく、退治はできないまま。

彼女は、何ヶ月前に引越しをして、あるメキシコ人の又貸しのアパートに住んでいる。
貸し主は、地方の大学で勉強しているため、借りているアパートを家具つきで彼女に貸したという訳だ。

そして、その事を又貸し家主に言ったところ、
「私がいた時には、そんなのいた事ないから、きっとあなたが連れてきたんでしょう。私の所為ではないよ。」
今、頭に来た彼女、引越しを真剣に考え、この仕事が終わったら、アパート探しをすると。

ここ6月に入って、もちろん雨季なのだが、今年の雨季は、やはりちょっと変なのである。
先週一週間、雨季なのに、雨が降らない。すると、気温が上昇、上昇。
メキシコシティーで、夜 寝苦しいなどという事は、めったにない。
記憶としては、98年だったと思うが、あのエル ニンニョの年だった気がする。

この異常気象で、チンチェ大発生か?

ゴキちゃんな〜んて親しみ込めて言う人もいる。何故って、日本でもメキシコでも、飼いたくって飼っているって訳でもないけど、強制同居してるのが、ゴキちゃんでしょう。

ゴキブリの事をスペイン語でクカラッチャと言います。
知ってますか?かの有名なメキシコの歌 クカラッチャ。
♪ クカラッチャ クカラッチャ ヤ ノ プエデ カミナール♪
♪ ポルケ ファルタ マリワナ ケ フマール♪

クカラッチャって、すごい昆虫だそうですよ。
なんせ、化石昆虫だそうで、何億年と滅びずに生き延びてきた動物だそうです。

ところで、ゴキブリって、暑いところでも、寒い日本などでも沢山いるから、特に暑い気候を好むかというとそうでもないのかもしれないが、南国のゴキブリは、巨大ゴキブリである事を発見した。

3月、娘と仕事で、暑いベラクルス地方へ行った。
これは、テレビの仕事で、ベラクルス地方の海岸地方の田舎町でのテレビ撮影なのだが、娘と私は、毎日、10日間の間、毎日、撮影隊が撮ってくるビデオを ホテルに缶詰になって、テープ起こし兼翻訳の仕事。
これ大変だった。。。。

睡眠時間を極度に減らして、日によっては6本も撮ってくるテープ見て聞いて、パソコンに翻訳して打ち込むだけだけど、 歌とか、何を言ってかわからんところも多く、何度も、テープを巻き戻し、巻き戻しだから、大変な時間を必要とした。

まじめな私と娘は、中途半端にスキップする事ができずに、真面目に真面目に仕事をしたという。
後でこの真面目に仕事をした事にたいへん後悔する訳であるが。。。

ところで、宿泊したホテル、その街のそれでも、一番いいホテル?なんだと言う話なんだけど、ホテルいくつあるのか知らんが。。。

娘の部屋 ホテルの台所の隣の部屋だった。
娘、ひとりで、真剣に仕事をしていた時、がさがさ音を聞き、見ると、もそもそ動く物体発見。
それは、どでかいどでかいゴキブリ。娘人生20数年、初めて出会う巨大ゴキブリ。体長6〜7センチ。
驚き、ロビーに駆けつけ、「クカラッチャ!クカラッチャが出た!」

ホテルの女主人らしい人、ゆうゆうと何を騒ぐ!と、やってきて、一撃の下にゴキちゃんあの世へお陀仏。
そして、あの長い触角というひげの部分を手で摘まんで、退出。
娘、早速、部屋変えを申し込むが、今満室と却下され、泣く泣く、ゴキブリ部屋で仕事を続ける。
なんせ、ゴキブリ部屋である。現れる!現れる!ゴキちゃん、ゴキちゃん。

ゴキちゃんが現れる度にロビーに駆けつけるのも、時間の浪費と考え、自分で対処する事にした娘。
スリッパを、握り締め、えい!パッタン。
南国の巨大ゴキちゃん、その巨大胴体のためか、動きが鈍い。あっさり、お陀仏。

日に何匹か知らんが、こうして、南国の巨大ゴキと戦う日々。
数日後、部屋が空いたから、部屋変わるか?と聞かれたが、娘、
「この忙しいのに、このセットされた機械の移動だけだって大変だから、もう、いいわー。」
とゴキとの戦いの方を選んだ。さすが!

それにしても、巨大ゴキブリ!
暑い地方のゴキブリは、巨大になるのか?

さて、モスキート、蚊である。
最近、デング熱という病気で、日本でも海外旅行注意事項に載っているらしい。
蚊というやつは、たった一匹でも、部屋にいたら、睡眠の邪魔をし、喰いつき、あの小さな小さな虫が多大な迷惑をかけるのである。

雨季は、蚊の元気な季節かあ。
先日、ツアーがあって、ユカタン半島の遺跡へお客様を案内した訳だが、会社の人に、
「今、お客様が、デング熱が流行っているという情報で、大変神経質になっているようで、いろいろ聞かれるかもだが、あまり、深刻にならないように流してください。」と。

私は、バス乗車時間片道3時間の間、話のネタに南京虫とゴキブリの話をしようと思ってたのだ。
歴史や遺跡や政治の話はお堅い話で、つまらないと思う人も多いわけで、結構、話のネタには苦労するのがガイドという仕事でもある訳だ。

南京虫とゴキブリの話をしたら、きっと、蚊は!と、突っ込まれる事は必須だから、南京虫、ゴキブリの話はオミットするしかなかった。

ところで、蚊、モスキート。
やっぱり、暑くなって、しかも、湿気が高いといる。だから暑い地方のこの時期はいる、いる。モスキート。
メキシコシティーでは、ほとんどいない。
特に私が住んでいるところは、なんせ海抜2890mくらいらしいから、温度が他のメキシコシティーの平地より、4,5度低いらしいから。 今の雨季の時期でもモスキートに悩まされる事はない。

ところで、蚊といえば、香取線香だ!って事になるが、メキシコにも香取線香あるんだって。
昔、メリダのレストランで、このレストラン洞窟レストラン(セノーテと言うのが売り物のレストラン)で、蚊の猛攻撃にあったけど、なんで、こんな所で夜、食事いれてあるんだよ〜。
って文句言いたい気分だったけど。

レストラン、香取線香焚いてくれたけど、メキシコのものらしかった。
でも、この香取線香で、蚊ども、気絶はするらしいが、しばらくすると、また、元気になって、また、猛攻撃して来てた。
あの蚊の攻撃には、まいった。
だいぶ昔の事だけど、何でも忘れる私の記憶から消えないである。

異常気候、自然破壊、絶滅する動植物と騒がれている今、はてはて、生き残れる動物は、さてはて、何でしょうかねえ。
チンチェ、クカラッチャ モスキートもリストに入っているだろうねえ。

ところで、生き残れる人間は?そりゃあ、金持ちかなあ?
地球が駄目になりゃあ、他の星へ移住する手を考えてるんじゃあないかなあ。
まず、滅びるのは、金のない貧乏人だよ。まず、食料難で滅びるのは貧乏人だからね。

いやいや、異常気象の影響で、今年も心配だなあハリケーン。集中豪雨。

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39.猫力07/09/08

アメリカのニュースで老人ホームの猫が老人の死期を知らせるっというのがあった。

猫は昔から7つの命があるとか、魔物だとか言われたり、良い事、悪い事にしても、 猫がその事を聞いて口が利けたら、きっと濡れ衣だと言うかも?

だが、猫力ってあるかもって思う。
別々の知り合いから、別々の似たような話を聞いた。
猫に見込まれたという話である。

知り合い 1の話
仕事の旅から帰って、マンションの建物のドアの前にたどり着いたら、「にゃー」と 言う声とともに、小さな子猫がドアの前に現れたと。

その様子は、「お帰りなさい。貴方を待ってましたよ」と言わんばかりに見えたと。

もともと、彼は、犬好きで、猫なぞ、かつて飼った事もなく、猫を飼う気もさらさらなく、 その時も、子猫を無視して、マンションに入ったと。

しかし、その後、用事でまたマンションを出て、また、マンションに帰ってきたら、 また、その子猫が、彼を待ってましたよとばかりに現れたと。

その時は、彼は、これは、この猫を飼うのは運命なんだ。
この猫に見込まれたと感じたと。

それで、子猫をマンションに入れたところ。
子猫は、そこが、もうまえまえからの自分の家のように、かって知ったる自分の 家のように、振る舞い。

彼の後を追いかけ、彼が座るとそのそばにやって来る。
彼が、ベットにゆくといっしょに寝る。

彼はその日のうちに猫砂、キャットフードを買いに行ったと。
子猫の名前は、ネコと。

ネコと呼ぶと、飛んでくると。


知り合い 2の話
知り合いは一週間に1度、別荘に泊まりにゆく。

泊まった夜、窓の外で、猫の鳴き声を聞いて、窓を開けてみたら、 猫が窓から入ってこようとした。

その時は、猫は飼えないからと、ちょっと、可哀想なという気持ちもしたが 窓から外へ追いやったと。

次の夜、寝ているベットの下で、もそもそ物音がした。
ビックリして、見てみた所、昨日の猫がいてしかも、 子猫も何匹もいて、その子猫達に捕まえてきたネズミの食事をさせていたと。

びっくり仰天。
でも、もともと猫好きな彼女。親子猫をほうっておけず、親子共々、 町の家に連れてきて、子猫は、知り合いにあっちこっともらってもらい。
親猫は、自宅で飼う事にしたと。

その猫は、もともと、きっと何処かの飼い猫だったと思うと。
大変行儀のいい猫でしかもシャムネコだと。

猫、きっと自分が子供を生んだけど、その子供の将来も考えて、 きっと助けてくれる主人を探して、彼女を見込んでやってきたような気もするが どうだろうか?

きっと猫は、猫力で、自分のご主人を探すのではないだろうか?


そういえば、我が家のシャムに似たシャムという名前の猫も、もともと、 他所から、やってきて、我が家の猫になりすました。

この猫も、もともと飼い猫だったと思う、毎日、毎日、屋根を伝って、 我が家のベランダにやってきて、じっと、お行儀よく座っていた。

餌をやると、もらって、また、帰っていったが、しばしばやって来て そのうちに、もう、帰っていかなくなり、すっかり、我が家を住家にしてしまった。

それから、しばらくして子猫を我が家の娘のベットの上で産んだ。
妊娠していたのだ。

その子猫達の貰い手を探すのが私の仕事となったが、皆、貰われて行った。
シャムの雑種だが、シャムぽい子猫達、シャムだシャムだと言って貰ってもらった。

このシャムという雌猫、感が鋭い猫かも?と思ったのは、 地震があった前に、尋常でなく、落ち着かない猫になった。

普段の様子でないのでどうしたの?どうしたの?と聞いても、猫は人間に通じる言葉 を話してくれない。

その後、ちょっと強い地震があった。

それで、今後は、シャムを地震予知装置として観察しようかなと思った次第。

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